(2010年5月10日追記:国道に沿ったほうのこのお店は「デヴィ・ダバ」といい南インドのお料理を出す。通路斜め向かいのもう一つのほうが「デヴィ・インディア」。09年8月31日開店とあるので、開店したばかりだったのだ。) 品川駅高輪口すぐのレトロなビルの2階にある。もう少し泉岳寺よりにあるデヴィコーナーの姉妹店らしい。 サグチーズカレーでも、と思って行ってみたのだ。少々怪しげな雰囲気の階段を上っていくと、日本語でない言葉が飛び交っている。「どぞどぞ」と誘われて入ってみると、夕方時間だがけっこう空いている。 メニューブックを検討していると、「それは北インド料理」と言い、「これは南インド料理」と、簡単にリングで留めただけのメニューを渡してくれる。どうやら、南インド料理を勧めたいらしい。初めて目にする名前の料理が並んでいる。「これは何ですか」と聞いても、「ウッタパム」と言って説明が要領を得ない。手で丸い形を示して、米の粉、とか言ってる。よく見ると、「お好み焼き」と言う文字が見えたので、それをたのんでみた。「ウッタパム・チーズ」。 出てきたのは見た目はチジミのような形に焼き上げてあり、トマトソースとココソースがついていて、これをつけて食べるように、とボディランゲージで教わる。さらに、オクラのカレースープ。これもつけて食べるのだ。 これはとってもおいしかった。小麦粉よりも軽く、メニューにはたまねぎやトマトほか、いろいろな野菜が入っていると書いてある。チーズも入っているのだが、多分バターを乗っけて運ばれてくる。そして、ココソース、ココナッツのピリッとしたとても味わい深いディップ。これが絶品だった。カレースープも、これまたさっぱりしているけれども深い味わいでうまみがあった。スープのおかわりはいかが?と勧められたが、お腹いっぱいいただいた。 ココソースは、ネットで調べてみるとココナッツチャトニー(チャツネか)というらしい。 お店はそれほど広くないが、「予約の方?」と聞かれて、はいと答えた人は向かい側のお店に案内されていた。どうやら、向かい側のキッチンが北インド料理を、第一京浜に向いたほうのお店のキッチンが南インド料理を調理しているようだった。シェフは、年配の哲学者の風貌のめがねをかけた恰幅のいい、サタジット・レイの映画にでも出てきそうな人だった。とてもおいしかったです、と言うと、にこっとしてた。 南インド料理は、はじめていただいた。また新しい扉が開いた感じ。 ウッタパムチーズは1400円。ウーロン茶をサービスしていただいた。プレーンが900円だったか。
by e3eiei
| 2009-09-25 23:44
| 食べたもの
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