東小金井 くじら食堂の塩ラーメン

くじら食堂@東小金井駅北口

2年前の夏の終わりにこのお店ができてから、あれよあれよという間に高い評判を得て、複数の受賞、ちょー有名店となりカップラーメンの監修にまで至った。
なかなかお店に行く機会が訪れず、一度は食べてみたいものだと思ってきた。

ちょうど夕方に行ける機会があって通りかかりにのぞいてみると、いくつか椅子が空いている。これはチャンスと、やや建てつけの悪い引き戸を開ける。
「いらっしゃいませ」とバイトらしいおにいさんと店主らしい男性が、二人とも目を合わせて挨拶される。

わたしはネットで予習をしたとおりに券売機を探して、塩ラーメンの券を購入する。ああ、スムーズだ。
券を渡し、3段階ある麺の量を150gと注文する。通常の普通サイズだそうだ。

ちょー有名店なので、信徒のようなお客さんや常連さんや写真を撮影するお客さんがわさわさしてるかなあと少々おじていたのだが、そんなことはなく、普通のラーメン店のようにまったりしたものを食べる空気が流れていてホッとする。一組声高に「おいし~!」「ああ、おいしいねえ~!」と掛け声をかけつつ召し上がっているグループがいたが、それもほどなく聖地巡りの話になった。
お客さんは女子率3割というところか。6時前にこのお店を通りかかると女性が一人で開店を待っていたりする。年配の男性や、サラリーマンの兄さんや、学生さんの二人連れや、いろんなお客さんが気軽にやってきてラーメンを一杯、テレビを見上げつつ黙々と食べて帰っていく、そんなお店のようだ。

以前ここがFFだったころに来たことがあったが、そのころとお店のしつらえは変わっておらず、カウンターや奥の上のほうにテレビがついているのもそのままだ。テレビがついているのがラーメン店らしくて敷居が徒に高くなくていいなあと思う。

ほどなくラーメンがやってくる。澄んだスープの表面にうっすら透明の脂が張っている。桜色の二切れのお肉はネットの写真で見たより小さく感じる。
蓮華でスープをすすってみる。なるほどおいしい。カツオだしの香りがけっこう印象に残るがやや塩からい。でもこの塩辛さはすぐに慣れてしまうので味覚は不思議だ。
評判どおりここのラーメンの麺はおいしい。むちむちした弾力があり、小麦粉とかんすいの香りがラーメンを食べてる充実感を上げる。150gで普通の食欲の女性には適量。男性は200gとか250gを注文する方が多い。
お肉はどうやって調理してあるんだろう、一切れは鶏の胸肉でもう一つは豚肉。とりわけ豚肉はホロっとするほど柔らかくて風味がいい。

厨房のなかは、動作の端々が慌てず騒がず無駄のない静かな、でもフレンドリーな空気が流れていて、みていて心地よい。店主は注文があるたびに箱から麺を取り出しては体重をかけて麺を揉んでいる。それが平べったい縮れ麺を生むんだろう。

暑い日で、来客で表の引き戸が空くたびに涼しい夕方の風が流れ込んでくるのも心地いい。

ごちそうさま、と言ってお店を出るときに「ありがとうございました」とまた目を合わせて挨拶される。

塩ラーメンは720円。麺を増量しても同じお値段のようだ。

麺はくじら食堂がおいしい。



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by e3eiei | 2015-06-06 01:00 | 食べたもの 中央線沿線 | Trackback | Comments(0)
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