itoのボンボーヌ

ito@東中野西口

先日パスタブラーノに行く とき、パスタ屋さんに曲がる路地の道向かいにitoというひっそりとおしゃれかわいいお店があるのに気づいた。えんじ色の日よけと、白っぽい壁と、横長の硝子窓そして重そうな木の扉。かわいいんだけど木の扉がちょっと入りにくい雰囲気でもある。
通りから硝子窓をのぞいてみると席が空いているので入ってみる。

小ぢんまりした空間の中央のキッチンを囲むように全く仕切りのないカウンターがL字にしつらえてあり、10人も座ると満員になりそうだ。礼儀正しい初老の御主人がひとりでてきぱきと切り盛りされている。落ち着いた光の店内にはアート・ブレイキーみたいな古いトランペットジャズが流れている。

カウンターの空いてる席に座るとすぐに丈の高い曇りのないグラスに氷水を出してくださる。

ランチメニューは黒板によるとボンボーヌ、チキンカツ、鉄板焼き、ハンバーグ、ビーフストロガノフだ。スープ、ライス、サラダがつくと書いてある。
トップのボンボーヌというのを注文してみる。店先の看板にテレビに出たことが書いてある看板メニューなのだ。
仕切りが全くないので御主人の手元どころか冷蔵庫の中まで見通せてしまう。。。

ボンボーヌはハンバーグの種を常滑焼みたいなお皿にべったりと伸ばし、その上にベシャメルソースとデミグラスソースをかけてシュレッドチーズをのせ、薄切りトマトを添えてオーブンで焼いたお料理だ。手際良くちゃちゃっと整えてオーブンに入れる。スープはオニオンスープ。あんばいがよくておいしい。サラダはレタスと千切りキャベツときゅうりと薄切りトマトにサウザンドレッシング。作り置いてないのでみずみずしく、何よりトマトは皮をむいてある!!すばらしい。

5~6分も待っただろうか、オーブンから取り出してぐつぐつたぎっているまま運ばれてくる。見た目は何というか家庭のおかず的な姿だが、熱々を注意深くふうふうしていただくと何とも正統的な洋食屋さんの味わいだ。洋食屋さんの味わいの要素が全部詰まっているものね。おいしいごはんとも実によく合う。スープもおかずも塩辛過ぎないところがいい。
こういうごはんがおいしくてごはんによく合うおかずの定食って、ほっとする。こういう滋味郷愁漂うのが好きだ(笑)。

お客さんも入れ替わり立ち替わりで人気のお店なのだ。初老のサラリーマンの3人連れ、女性のおひとり様、高齢の女性の二人連れ、ネームプレートを首からぶら下げた近所の若いサラリーマンみたいな感じの二人連れ、リュックを背にした中年の男性。
ごはんの量はたぶんお客を見て加減されていると思う。高齢の女性は「ごはんは少なめに」と、リュックの男性は「ごはん大盛り」と注文しておられる。私は何も言わなかったがちょうどよかった。

お客のほとんどはボンボーヌを食べる。チキンカツを注文した人がいて、それもおいしそうだった。カツは揚げないでパン粉の衣をつけたお肉をフライパンで両面ソテーし、上にベシャメルソースとチーズを乗っけてそのままオーブンで焼いていた。こんどはこれをいただいてみよう。

ランチはボンボーヌをはじめ800円。ビーフストロガノフだけは1500円。
コーヒー150円と書いてあるが、棚の上のコーヒーポットにコーヒー色の液体が入っているあれは何だったろう。

東中野、おもしろい。
パスタブラーノへの曲がり角にタイ国旗を掲げたお店があって、連休のころに一度のぞいたら暗い中で女性が仕込みをされていて、お休みですか?と聞くと、ごめんなさいね~と言われたことがあった。それから通りかかるとのぞくのだがいつも暗く扉が閉ざされている。張り紙もないのでちょうど定休日に当たるのだろうか。タイ料理なら一度行ってみたいと思う。



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by e3eiei | 2014-05-16 00:50 | 食べたもの 中央線沿線 | Trackback | Comments(0)
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