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パスタ ブラーノ (Pasta Brano)のマスカルポーネ

パスタ ブラーノ (Pasta Brano)@東中野西口

東中野駅のホームから手の届きそうなところにある、イタリア国旗を掲げたまちの料理屋さん風のレストランがずっと気になっていた。
拙ブログ記事では7年前に気になって名前を検索したりしていた。 「ラ・トラットリア」とか「LIMONE」とか。でもそのまま足を運んだことはなかったのだ。

なんだかひそかに想ってた人に会うような気持ちで訪れてみる。西口を出た食べもの屋さんの多い通りから路地を曲がるとひっそりという感じのたたずまいのお店だ。白く塗った壁やドアはかわいらしい。
ドアは開け放たれていて中には人の気配がない。入って奥に声をかける。

席につくとハーフボトルに入ったお水とグラス、それにトマトの前菜を持ってきてくださる。
テーブルに置いてあるメニューには10種類のパスタが紹介してある。「マスカルポーネ」というのを注文する。「クリームのようなチーズとトマトソース」と説明してある。
前菜のトマトは皮をむいて冷たく冷やし、オリーブオイルと塩を振ってある。ああ、おいしい。
パスタはボート型のボーンチャイナにシンプルに盛りつけられている。パルミジャーノとオリーブオイルをかけ、グリーンアスパラが添えられている。クリームトマトのソースがやさしい味わいでとてもいい。パスタのゆで具合も硬からず柔らかすぎずでこれもいい。おいしいパスタだ。ソースと一緒に和えてあるアスパラは火を通し過ぎて筋っぽいのがただ一つ残念。量は女性向けにはちょうどいいくらいだ。
パスタ ブラーノ (Pasta Brano)のマスカルポーネ_d0000059_00404022.jpg
マスターと思わしき男性はしんと静まっている。外からはひっきりなしに中央線快速が通過する音が響く。ホームからは気付かなかったが、ちょうどお店の窓の向こう側に灰皿が設置してあって一服する人たちがスマホをいじっている。
そういう場末た雰囲気がまた何かの物語を思わせるようで、おいしい料理と寡黙な主人のこのお店に映画の一こまのような空気をつくっている。
ホームでかきたてていた妄想がいい感じでリアルな形となってうれしい。

ランチのパスタは10種類あって、600円。 ポルチーニ800円、ゴルゴンゾーラ1000円。淹れたてコーヒーは200円。
CPはきわめて高し!!

また来よう。こんどはボロネーゼか野菜トマトソース。

写真を見て思ったが、このテーブルクロスの色もとてもおしゃれ。




by e3eiei | 2014-05-09 01:02 | 食べたもの 中央線沿線 | Trackback | Comments(0)
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