稲穂のたんめん

稲穂@南門通り

暖簾の陰からのぞいてみると結構にぎわっている。
表の硝子戸にカラー写真入りのポスターが貼り出されている看板メニューのたん麺を注文する。

なんというか、ディープな空気だ。
お店の中はご店主夫妻と親密な(または親密さを希求している)人たちのお茶の間のような雰囲気である。
奥のテレビの下のテーブルでお食事中だったのがご店主夫妻とそのお友達で、ご店主が厨房に入られるとお友達はからだの痛みを訴えながら、元気よくお花見に出て行かれる。
カウンターには正体を失って突っ伏しては奥さんに5分おきに「危ない」と注意されている男性、もう一つのテーブルには丼を立派な一眼レフで撮影して50年前の思い出話をする男性。

たんめんはキャベツやニンジン、モヤシ玉ねぎとウリの羊肉が盛り高く彩りも美しく盛られている。スープは濃厚で塩からい。味は、好みが分かれるかな。羊肉は少し乳臭く、いわれなければ子牛かなと思う。麺は柔らかい細麺だ。こういうビジュアルはちゃんぽんを思わせるので、細麺があらわれるとカルチャーショックを覚える。麺は最初によくほぐし混ぜておくべきだった。あとになると下の方で団子になっていた。
テーブルのコショウを(どばっと出てくる)かけていただく。最後にスープを蓮華ですくい、武道家で習った作法で、テーブルのお酢を垂らして3杯飲む。

晩までお腹が空かない。

たんめんは450円。







もうずいぶん前に友達と来たのはここだったような気がするが、違ったのだろうか。黒板に鯖定食だの冷奴定食だの書いてあったので、記憶違いかもしれない。とすると、あれは閉じてしまわれた別のお店だったのだろうか。昔の思い出話をしていたおじいさんも、もうほとんどお店なくなっちゃって、稲穂とぷらんたんとお蕎麦屋さんしか残っていないとおっしゃっていた。
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by e3eiei | 2012-04-08 00:19 | 食べたもの 早稲田界隈 | Trackback | Comments(0)
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