ひねのパン

ひね@江古田税務署通り

お昼時に通りかかってもいつも売り切れで閉まっている、ごく小さな店構えの手作りパン屋さんがある。閉じた木のガラス戸をのぞくと木の棚に籠が並べてある。

この日また通りかかると、買い物客が一人ガラス戸から出てこられた。あら、と思ってのぞくと、いつも並んでいる籠にパンがそこここ載っている。ちょっとラッキーと思って入ってみる。店内は、(店内というほどの広さもない)畳一畳分くらいで古民家の佇まいだ。昔々の貸本屋さんのような雰囲気さえある。

いくつかあるパンからカレーパン、クリームパン、レーズンとくるみといよかんピールのパンを選んだ。レーズンパンの食パンもあっておいしそうだったが、出先でのランチには不向きと思いあきらめた。

パンはハードタイプで表面に粉がはたいてあるタイプ。もちもちしておいしかったが、少々重かった。何度か食べるととりこになるんだろうなあ。カレーパンはごつごつとがって固くて、かじるわけにもいかず、中のヒヨコマメのカレーがぽっぽろこぼれるのでちぎってはお箸で豆をつまんだ。クリームパンは甘さを限度いっぱいひかえたカスタードクリームで、母の味的な味わいだった。レーズンパンは想像がつく味わい。

2ついただくともうおなかいっぱいだった。

後でネットで検索すると超人気のお店で、11時の開店に人が並ぶのだそうだ。中にいたおねえさんが一人で切り盛りされているらしい。
料金を支払うときにはっとしたのは、この方の手だ。力を使って手仕事をする人の手だった。自然な美しさのある顔立ちとその手のギャップに、申し訳ないと思いながらもう一度お顔を見てしまった。この方の手は、きっとこの方の誇りなのだ。

お姉さんが一人で切り盛り、というのを読んでmaruharuを思い出した。そういえばちょっと雰囲気も似通っているかも。maruharuはパンを業者から卸してもらっているとおっしゃってた。あちらはサンドイッチにしたパンがとてもおいしい。


ひねのパンは一つがどれも150円前後と、その質とボリュームからすると驚く。
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by e3eiei | 2009-12-03 23:43 | 食べたもの 江古田界隈 | Trackback | Comments(0)
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